Technology
技術紹介
VR、デジタルツイン、IoT、3Dプリンティング、最新のテクノロジーをアナログなインターフェースに詰め込みました。
エクス・ディオルムの全体像
エクス・ディオルムは、参加型まちづくりのために生まれた新しいデジタルツールです。未来のまちをその場で表現・共有・体験できる市民から専門家まで、まちづくりに関わる全ての人々の「共創」を促進。VR、デジタルツイン、IoT、3Dプリンティングなど最新のデジタルテクノロジーを活用しながら、あくまでも、人間中心にデザインされており、操作する人を選ぶことはありません。
エクス・ディオルムは、専用駒の底にXdiormユニット・ボックスがその位置を読み取るための2Dマーカーを貼り付けます。各マーカーには固有のIDが割り当ててあり、3Dモデルや各種情報と対応させています。Xdiormユニット・ボックスでは、読み取った駒の座標情報をクラウドに送信します。クラウドでは駒の座標情報を集約して、ウェブアプリやVRアプリに提供して動機します。
このアーキテクチャでは、Xdiormユニット・ボックスとVRアプリは何台でも追加して、同時に可動させることができます。
ユニットボックス
「Xdiormユニット・ボックス」はテーブルトップに23.8 インチ LCD が搭載されており、デジタルマップを表示可能です。そして、上に置かれた専用駒の位置を読み取ることができる特殊なボックスです。各ユニットにはアイレベルでの空間検討に適した1/50から、都市スケールでの景観検討に適した1/2000まで、用途に応じて設定が可能です。Xdiormユニットは何台でも連結して使用できるので、検討内容やワークショップの内容に応じて柔軟に組み合わせることができます。
組み合わせ例
- 近景:4台、遠景:2台
- グループごとに近景3台ずつ×3グループ + 全体共有用の遠景:2台

専用駒
ベンチ、植栽、街灯、自転車、キッチンカーなど、要望の多いストリートファニチャーを中心に100種類以上を用意しています。各駒は3Dプリントしたり、スタイロフォームで削り出したりして実際の形状に近付けています。駒は縮尺をあわせて3Dプリントすることで、空間的な配置がより直感的に把握できるようになりますが、なにより、駒を選ぶ楽しさ、配置する楽しさを体感できます。
ランドマークやアクティビティなど、地域の特徴を表現した駒など、ニーズに応じて追加制作にも対応しています。
デフォルトで100種類以上の駒が利用可能。同時に約900種類の駒が使用できます。

システム管理アプリ
Xdiormシステムの中核コンポーネントです。ユーザーが利用可能な駒やXdiormユニットを管理する他、Xdiormユニット・ボックスを地図上にどのようにレイアウトするかを設定した、「ワークスペース」を作成管理します。Xdiorm上で作成した場面を記録した「スナップショット」もワークスペースごとに集約され、いつでも閲覧することができます。




VRアプリ
ハイスペックなゲーミングPCで動作させることで、VR空間を高画質の3Dグラフィックスとしてリアルタイムレンダリングして表示します。Xdiormユニット・ボックス上で指定した視点からの映像を複数同時に描画することができます。また、VRゴーグルを接続すれば、VR空間内のウォークスルー体験も可能です。
気に入った場面ができたら、スナップショットとして記録しておきます。スナップショットはいつでも呼び出して再現することができます。


